カーハートはアメリカのミシガン州デトロイトで誕生した、古くから愛されているワークウェアブランドです。
その歴史はシンプルですが、頑丈で機能性のあるアイテムが多く世界中で親しまれており、さらにはファッションブランドとしても進化し続け、老若男女問わず大人気のブランドとなっています。
今回はそんなカーハートを特集し、誕生の歴史からおすすめアイテム・コーディネイトを紹介します。

 

 

ブランド誕生と現在までのヒストリー

ブランド設立者「ハミルトン・カーハート」は1884年、アメリカミシガン州・デトロイトに家具や手袋の卸業会社「ハミルトン・カーハート&カンパニー」を設立しました。
当時デトロイトは輸送・造船・製造業が年々成長しており、そこに着目したハミルトン・カーハートは労働者に向けたワークウェアの製造を決意します。

設立から5年後の1889年に社名を「ハミルトン・カーハート・マニュファクチュア」とし、わずか4台のミシンと5人の従業員で生産をスタートさせました。
最初のプロダクトは、丈夫なダック地とデニムで作られた「オーバーオール」
カーハートブランド誕生の瞬間です。

しかし、労働者数は増えていく一方でなかなか軌道に乗りませんでした。
ハミルトン・カーハートは徹底的に製品作りを見直し、当時ミシガン州の労働人口の多くを占めていた鉄道員達のニーズに応える仕立ての良い、プロダクトづくりを行いました。
試行錯誤を行い、カーハートのオーバーオールはアメリカンワークウェアのアイコンとなりました。

産業の成長と共にカーハートも着実に成長を遂げ、事業を拡大していき、社名も「ハミルトン・カーハート・コットンミルズ」へと変更しました。
この頃”カー”と呼ばれていた路面電車と地名”ハートランド”をブランドの名にかけて、「ハートマーク」と呼ばれるロゴを使用していました。

 

1940年代に入ると、第2次世界大戦の影響で製品が制限され、リベットを用いないアイテムや、ロゴ刻印のない月柱樹柄ボタンを使用したアイテムが販売されました。

1966年に、現在広く認識されている「Cロゴ」をブランドロゴとして発表しました。
その5年後には、ジーンズの製造をはじめワーカーだけでなくより多くの人たちが着用できるようにとカジュアルテイストのアイテムの販売がスタートしました。

1989年に大きな節目となるブランド設立100周年を迎えました。この年に製造されたアイテムのタグやボタンには「100 YEARS 1889-1989」の文字が施され、100周年の記念として白頭鷹をモチーフにしたスペシャルワッペンも製作されます。

1990年代に入ると、タフでリーズナブルなアイテムはNASや、Dr.Dre、など数多くのHIP HOPアーティストに受け入れられ、ストリートウェアの代表的地位も確立していきます。同時にヨーロッパや日本でも高い人気を集めました。
1997年には、デザインやシルエットを現代的にアレンジした、ヨーロッパ発のカジュアル・ウェア・ライン「Carhartt WIP」をスタートさせます。

カーハートはさらなる進化を遂げていき、ファッションブランドとしても名が知られていくようになり、様々なカルチャーを積極的にサポートしていきました。
歴史と伝統のあるワークウェアのルーツとしながらも、ライフスタイルものフィットする革新的ブランドとして現在も広く愛されています。

 

ロゴや特徴で年代をチェックしよう!

ディテールやロゴを年代別に紹介していきます。
購入する際の参考にしてみてください!

40~50年代ごろ

50年代カーハートのハートマークロゴ

ハートマークロゴは、地名とブラント名をかけたものです。ハートデザインと月桂樹柄のボタンが特徴的です。

 

60~70年代「Cマークタグ」

カーハートの頭文字「C」が大きく入るものへデザインチェンジ

60年代「Cロゴ」

カーハートプリントCタグ

このお馴染みのロゴはギリシャ神話に登場する、豊かさのシンボル「コーヌコピア」と呼ばれるゼウスに乳を与えたヤギの角がモチーフとなっています。
この時代は今の刺繍タイプと違いロゴがプリントされています。
ぜひ調べてみてください!

 

89年「100周年記念ロゴ」

カーハート創立100周年記念で作られたボタン

タグ内やボタンに「100 YEARS 1889 1989」と記されています。

80~90年代のカーハート表記タグ

ちなみに、品質表示タグに「星マーク」と「CRAFTED WITH PRIDE」と記載されているのは、80年~90年代のものです。

 

90年代~現在

カーハート刺繍ロゴ現行

現在も使われている見慣れたタグになり、ロゴも刺繍タイプになります。
あまり出回っていないものも多いですが、お買い物に行った時ちらっとチェックしてみてください!

 

カーハートといえばダック地ですが一体どんな生地?

カーハート人気ダック地ジャケット

カーハートの多くのアイテムに使われているダック地。ダックはアメリカ発祥の生地で、語源は布という意味のオランダ語のdoesからきていると言われています。
太い糸を密に織り込んだ平織りの生地のことであり、ハリと耐久性に優れています。
はじめは硬い生地ですが、着用・洗いを繰り返していくうちに柔らかくなり、着心地がさらに良くなります!

 

人気のおすすめアイテムを
チェック!!

ここでメンズ・レディース問わず人気のおすすめアイテムをご紹介します。

 


一番ポピュラーなのはアクティブジャケットではないでしょうか?
フードタイプや襟がコーデュロイに切り替わっていたり、カラーバリエーションも豊富です。中でも定番のブラウンやブラックは一番の人気色です。このジャケット一枚でコーデに古着らしさが出て、カジュアルに着こなせます。オーバーサイズのボトムスでゆったりした着こなしや、スリムなボトムス・スカートと合わせて大人っぽさを出すこともできます。どんなスタイルにも合わせやすいのも人気の理由ですね。

 

カーハートアイテムを並べた写真TシャツやCAP

こちらは、胸ポケットにワンポイントロゴがあしらわれたTシャツです。
スケーターやストリート系、古着好きは一枚は持っていて間違いないアイテムですね。サイズ展開も幅広くシンプルで普段使いにはもってこいのTシャツで、一枚で着るほかにもパーカーにレイヤードしたりとオールシーズン使えるアイテムです!

 

さらっと羽織れるワークシャツ。生地もしっかりしており、インナーとしてもアウターとしても使えます。レディースの方は、シャツを肩落としにしてミニスカートと合わせても可愛いですね。

カーハートアイテムを使ったコーディネートを紹介

ユニセックスで着用できる万能アイテムのや定番アイテムを使ったコーディネートを紹介します。

 

ダック地オーバーオールを使ったストリートコーディネート

 

オーバーオールのアップ写真

カーハートの始まりとなったダック地のオーバーオール。肩紐を片方外した遊び心のあるスタイルになっています。
またカラーをブラウンとホワイトで統一感を出すことで、重くなりすぎないのが良いですね。

ベストを使ったメンズコーディネート

ダック地ベストのアップ

いつものコーデにプラスワンするならこちらのベスト。冬はアウターの中にレイヤードしたり、暖かくなってくればトップスの上に重ねてもお洒落度がアップします。いつものコーデに飽きてきたなぁと思ったら、ぜひ合せてみてください

持っていて間違いなし!魅力たっぷりのブランド【カーハート】

カーハート特集いかがだったでしょうか?
ワークウェアブランドから始まり、現在にいたるまでの深い歴史を知るとお買い物がさらに楽しくなりますよね。どんなシーンにも合わせやすいので、古着・新品問わずぜひチェックしてみてください