オイルドジャケットといえば、Barbour(バブアー)を真っ先に思いつく方が多いと思います。

耐久性や機能性、それに加えてどのスタイルにも合うおしゃれな雰囲気はファッション業界で長く愛されています。
メンズが着ている印象でしたが、最近はレディースの方にも広く愛されています。
古着ともなると経年変化で良い味がでているものが多く、価格もお手頃になるのでGETしやすいです。
今回はそんなバブアーの魅力を詳しくご紹介していきます。

 

Barbourってどんなブランド?

1894年、イングランド北東部のサウスルーズでジョン・バブアーによって創業されました。

気候不順な北海の元で働く漁師や港湾労働者に向けてコットン生地にオイルをコーティングし、防水防風機能を実現させた「オイルドクロス」を提供したことが始まりです。

 

第一次、第二次世界大戦中には、防水服を英国軍に供給しており、潜水艦ウルスラの公式搭乗員服としても採用されたという話があります。

1936年にはオイルドコットン製のライダースジャケット”インターナショナルジャケット”が発表されました。1920年代からヨーロッパの富裕層の間でモーターサイクルレースが大流行し、その中でもトライアルレースが主流で、過酷な環境下でも身を守れるウェアが求められていました。

そこで採用されたのが”インターナショナルジャケット”です。

6日間耐久レース大会参加者のほとんどのレーサーやアメリカの俳優であるスティーブ・マックイーンも着用していたことから、バブアーはライダース・ジャケットの代名詞となりました。

 

こうした高い品質が認められ、1974年にエディンバラ公、1982年に女王陛下、1987年にはウェールズ皇太子殿下より、イギリス王室御用達(ロイヤル・ワラント)の栄誉を賜りました。
エリザベス皇太后の逝去により、現在のロイヤル・ワラント最高峰を3つすべてを保持していることは大変希少です。

70年代には、ハンティング、フィッシング、乗馬といった英国スタイルに密接にリンクし、英国を代表するアウトドア、ライフスタイルブランドとしての人気を確実なものとしました。

革命的なバブアーのジャケットは耐久性が高く、現代ではファッションとして確実な地位を築いています。

 

定番アイテムとその特徴

バブアーのオイルドジャケットといったらこれ!
知っていれば間違いなしの代表的なアイテムを紹介します。

 

ビデイル(BEDALE)


@okajirii

 


 @__ek0158_

ベストセラーの一角である「ビデイル」は1980年に乗馬用ジャケットとして誕生しました。

馬にまたがりやすいように両サイドに切り込みをいれた”サイドベンツ”仕様で、襟は肌にあたっても痛くない保温性のあるコーデュロイ素材です。

襟がコーデュロイ仕様になっているのはビデイルのみならず、ほぼすべてのプロダクトに当てはまります。

また英国御用達ブランドへと成長するきっかけとなったモデルが、まさに代名詞的モデルである「ビデイル」でベストセラーの1つとなりました。丈は比較的、ショート~ジャストな丈感で定番のシルエットは幅広い層に人気です。バブアーデビューは「ビデイル」という方も多いはず。

 

ビューフォート(BEAUFORT)


@higeteru03

 


 @kumika_iiio2

こちらもベストセラーモデルの一角である「ビューフォート」。1983年にハンティング用として発表されました。

特徴はビデイルより少し長いミドル丈。スーツの上からでも着られる丈感で、ビジネススタイルから普段使いのカジュアルスタイルにも合うジャケットです。

 

ビューフォートの裏地

また、裏地全体がタータンチェックになっているので、風ではためいた時も安心。華やかさを崩さない細かな気配りがあります。

 

ボーダー(BORDER)


@__tmhrymd__

ロングジャケットの代表作といえるのが「ボーダー」。オイルドクロスを使用したモデルは水に強く、英国ではレインコートとしても愛用されています。

特徴は、裾に向かって緩やかに広がっているAラインシルエットです。これ1枚羽織るだけで様になる人気モデルです。

 

現在のバウアーはオイルドジャケットに限らず、ノンオイルだったり、生地がウールやナイロンなどさまざまなプロダクトが登場しています。気になるものがあればぜひチェックしてみてください。

 

オイルドジャケット以外にも!

バウアーの魅力はオイルドジャケットだけではありません。暖冬と言われている今年はライトアウターに注目!

 

キルティングジャケット


@kouki_7878

軽量でスッキリしたシルエットにも関わらずとても暖かいキルティングジャケット。バウアーならではの襟コーデュロイがアクセントになっており、ナイロン特有の落ち着いついた光沢感が軽やかな印象を与えてくれます。

 

@i.am__saki

こちらはライナーを裏返しに着用してボアベストに。レイヤードもしやすいアイテムなので、使い勝手が良いですね。
タグをあえて見せるのがおしゃれ。

 


@flamingo_online_

他の人と差別化させるならジャケットより断然ベスト。薄手ですがオイルコーティングで防寒・防水もばっちりです。

 

保管方法やお手入れは?

オイルドジャケットは丁寧にお手入れをすれば生涯使えるほど上質なアイテムです。しかし、コーティングされたオイルは経年劣化していくので、長く愛用できるように欠かさずお世話しましょう。

 

着用後のみならず定期的に風を通してあげましょう。陰干しだと尚良いです。オイルドジャケットは防風で防寒ということは風や雨を通しにくいです。湿気の多い日本ではカビが生えやすいので出来ればこまめに実行していきたい方法ですね。

雨や雪にぬれた場合、ドライヤーで乾かすのはNG!
熱はオイルを落としてしまうので、スポンジやティッシュで押さえて拭きましょう。
汚れがある場合もブラシで払い、水を含ませたスポンジやティッシュなどで軽くふき取ってください。
洗剤ももちろんNGです!!

 


@waikahunshow

 

オイルを塗りこむ”リプルーフ”をセルフでおこなう方も多いです。オイルは着続けることで抜けていくので、プロの業者に頼むかセルフでおこなうかは人それぞれですが、低価格ででき、自分で塗り込むことで愛着が湧くのでセルフでしている方が多いように感じます。
でもムラが出来る心配もあるので、十分にご注意を。

 

古着の場合は、既に劣化したオイルドジャケットが多いのでオイル抜きをする方もいます。浴槽に60度のお湯をためてひたすらジャバジャバ洗ってオイルを流します。しかし、これは荒技で自己責任なところもあるので参考程度にしておきましょう!

 

みんなのイマドキコーデをご紹介

ここからは、バブアージャケットを使ったコーディネートを紹介します。

 


@taku_an0912

アースカラーでまとめたコーディネート。ビューフォートの特徴であるミドル丈とダボっとしたパンツ組み合わせはゆったりとしたルーズさがあります。

 


@_ak_2021

ガーリーなチェックワンピースもビューフォート特有のミドル丈とダークカラーで中和した、バランスの良いコーディネートです。

 


 @yuu__snap

ビューフォートにネクタイの組み合わせは英国の匂いを漂わせるこちらのコーディネート。帽子が良いアクセントになっており、とてもおしゃれな着こなしです。

 


@____23__23____

タートルにデニム。シンプルなアイテムにオイルドジャケットを着用することでワンランク上のコーディネートに。
ちらっと見える裏地のチェックで細かいところまで抜かりなく。

 


 @gm.0108

モノトーンでまとめたところにブラウンのバウアーボアベストをもってくることでボアベストがより強調されたコーディネート。

いつものコーディネートもボアベスト1つで季節感がよりでます。

 


 @ugayuma

ボーダーより丈の長い「バーレー」。1枚で存在感があり、一気に品のあるモード系に仕上がります。

ワントーンでまとめより紳士的な印象です。

 

長く楽しめるバブアー

若い世代にも人気になってきたバブアーは銘柄によってディテールや歴史的背景が違います。126年前、コットン生地のジャケットにワックスを塗り込むという斬新なアイテムを誕生させてから、その品質の高さは現在でも幅広く愛されています。
あのオイルの匂いが好きな方も多いですよね。

長い相棒となるようにしっかりお世話して経年変化を楽しみましょう。持っていない方はぜひ古着からスタートして味のあるバブアーを堪能してください。